日本語
ENGLISH
中文繁体字
中文簡体字
한국어
Français
6:00〜18:00
境内のご案内
二之鳥居をくぐれば、さらにご神気を強く感じられます。
貴族たちは、車舎に牛車や馬を繋ぎ、ここから先は歩いて参詣しました。二之鳥居をくぐり、鹿の手水所で手水をし、祓戸神社へお参りし、身を清めてからお進みください。
撮影:桑原英文
祓戸神社から斜めに分かれる道が剣先道で、分かれ道には扇形に敷石があり、 要の部分の石をよく見ると剣形になっているのでこの名があるとされます。 昔から先端の石は踏んではならないと伝えられています。春日祭のときは、藤原姓の人はこの道を通り、藤鳥居をくぐって本殿へ進みました。 この名前も、藤原氏ゆかりの藤の花がかかる鳥居だったからでしょう。現在でも藤の老木の多いところです。 鳥居を抜けた左手石燈籠の後ろにとぐろを巻く太い藤の根が見えます。 蔓は道の上空を横切って向かいの杉に絡みついています。花の季節には遠く離れたところからも白い藤がご覧いただける本殿への近道でもあります。
着到殿のあたりから参道は勾配を増して、石段となります。 石段を上ると正面は御蓋山の森となります。 左手が御本殿の正面玄関である南門です。この辺りは、古い石燈籠も密集しており、春日大社に対し古くから多くの人々が信仰を寄せてきたことを実感される所です。
神道では身を清めるためにも、神様のお供えを作るためにも清浄な水が欠かせません。 水谷川の水を引いて廻廊内をくぐらせた水は、廻廊の一郭にある榎本神社の下から流れ落ちます。 これを青龍の滝と呼んでいます。 明治8年、水が参道の下を横切り、南の岸を流れ落ちるようにし、白藤の滝ができました。 一時は水が流れなくなっていましたが、近年、元の姿に復されました。
枝垂桜の古木で、燈籠や朱色の南門に花がかかる様は大変美しく、毎年写真を撮りに来られる方も多いスポットです。
(A4サイズ・247KB)