春日大社国宝殿は、春日大社が所有する国宝354点及び重要文化財1482点を主に多数の文化財を所蔵し展示する美術館です。春日大社は、所蔵文化財の多くが平安時代製作の宝物であり、当社にしか残っていないものもたくさんあることから、「平安の正倉院」とも称されています。これらの王朝時代の美術工芸や、日本を代表する甲冑や刀剣等武器武具などを、特別展の展示テーマに合わせ随時公開しています。
展示の導入部には水と光で春日の聖域を表現したインスタレーション空間「神垣」があり、宝物を観賞する前の、心静まる場が設けられています。また春日若宮おん祭での舞楽の演奏に用いられる日本最大級の鼉太鼓を展示した鼉太鼓ホールも見どころです。
春日大社国宝殿は、春日大社ならではの神秘的な空間において、優美な王朝文化を鑑賞できる美術館です。