国宝殿
Kasugataisha Museum
【春季特別公開】競馬図屏風と馬の美術
【併設展示】豊臣家と春日大社

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開催期間

2026年4月25日(土)〜2026年7月12日(日)

開館時間

10:00~17:00(受付終了16:30)

休館日

会期中無休

拝観料

一般700円、大学高校生400円、中小学生300円

【春季特別公開】重要文化財指定記念
競馬図屏風と馬の美術
午年の本年、当社蔵「競馬図屏風」が国の重要文化財に指定されることになりました。
競馬図屏風は希少な室町時代のやまと絵屏風として高い評価を受け、また競馬を画題とする屏風として最古の作です。
宮廷競馬を描くものですが、春日大社の参道で平安時代から行われてきた競馬を彷彿とさせるものです。指定を記念して公開を行うとともに、午年にちなみ、春日大社と所縁の深い馬の絵画や工芸品を公開いたします。
古代から日本人にとって馬は貴重で、神様にささげるにもふさわしい神聖なものとして扱われてきました。春日大社では平安の昔から神馬の画像が御殿の御間塀を飾り、春日祭でも春日若宮おん祭でも馬が重要な役割を果たしてきました。
展示から日本人が馬に寄せてきた特別な思いを感じていただければ幸いです。
主な展示品

重要美術品 流鏑馬木像(平安時代)

小型絵馬 介筆(室町時代)

重要文化財 競馬図屏風 右隻(室町時代)

重要文化財 競馬図屛風 左隻(室町時代)

春日大社 本社御間塀唐鞍神馬図(現代)

波蛇籠蒔絵鞍・鐙(江戸時代)
学芸員のおすすめ
杉本博司 藤棚図屏風
みどころ1
重要文化財 競馬図屏風
室町時代の典雅なやまと絵の魅力が詰まった競馬図屏風は修理により更に美しくなりました。競馬を描く屏風としても最古と考えられ、王朝のみやびを味わうことができます。
みどころ2
現代美術作家 杉本博司作 藤棚図屏風が、奉納記念特別公開として
4月25日(土)~5月24日(日) の間だけ特別に公開されます。
境内の藤とあわせてお楽しみください。
【併設展示】 豊臣家と春日大社
天正14年から18年の春日大社の神官の日記には、豊臣兄弟、特に秀長一家と春日大社の深い関りを示す記述が数多く見られます。
例えば天正14年の記録には、第39次式年造替に関し社頭への材木の集積や管理の指示など、秀長の積極的な推進や秀吉が材木を調達したとの記事があります。一方で勅使が整わずとも支配者として正遷宮の厳行を行ったことも読み取れます。
検地に伴う社領の再評価については、当初厳しく制限されたものの、折々奉加が行われ、最終的に破格の優遇となった過程もわかります。
秀吉・秀長だけでなくその母大政所(天瑞院)や秀長の妻(慈雲院)の信仰も目立ち、家康に嫁した妹朝日姫の祈祷も仲介するなど一家としての崇敬があったことが知られます。秀長が天正18年の病中には春日明神が赤童子の姿で守護したという記事も興味深いものです。また秀長が秀吉に先立ち能楽に深い関心を寄せていたことを示す記事も見られます。
主な展示品

春日赤童子(江戸時代)

天正14年(1586)中臣祐父日並并遷宮記

春日大宮若宮御祭礼図(江戸時代)