世界遺産の社と国宝の社殿 平成27年・28年 第六十次式年造替

Q&A

日大社は今からおよそ1300年前、奈良に都ができた頃の神護景雲2年(768)11月9日に、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、創建されました。そして今なお、春日の霊峰に抱かれ古と変わらぬ神聖な姿を保ち続けているのは、20年に一度、御本殿以下の諸社殿を建て替える、式年造替が連綿と行われてきたからにほかなりません。
 このコーナーでは式年造替についてちょっとのぞいてみましょう。
春日大社 式年造替

  • 20年に一度の式年造替って何ですか?
  • 人間らしい暮らしの基となるのはなんといっても衣食住ですね。 神話(『古事記』や『日本書紀』のこと)では神様にとってもこの衣食住が重要であると説かれています。
    春日大社では(もちろん他の神社でもそうですが)毎日朝夕に神様にお食事をお供えするお祭りが奉仕されています。また、10日に一度「旬祭(しゅんさい)」といってその旬のご馳走とともに神様の御衣である御幣が奉られます。以上が衣食です。
    20年に一度お住まいを改めることによって若々しい力強い御神威のご発揚を願うのです。 いわば神様にリフレッシュいただき、そして我々人間に新たなお力でご加護をいただきたいとの願いから式年造替の制度が始まりました。
  • それだけが理由ですか?
  • いいえ。そのほかにも建築技術の継承という見地からは、宮大工さんの技術は特殊なもので、その技を父から子へ実地に伝えるためには20年ぐらいがちょうどいい期間だそうです。
    また、御殿の御屋根は桧皮で葺かれていますが、その耐用年数が20年程度であるからだともいわれています。
  • 建物の建て替えって、大変そうですね
  • 実は造替といっても現在は新築にしません。御本殿は国宝、多くの諸社殿は重要文化財に指定されています。造替の本義は先に述べたとおり新たにすることですが、文化財保護の法律によって新築にはできません。傷んだところを修理したり、御色を塗り替えたり、御屋根を葺き直したりという大修理が行われます。これを保存修理といって、先人から受け継いだものを後世に伝えるという意味では、現代においては大変意義深い行事です。
  • いったい幾つの建物を修理するのですか?
  • いま予定実施されているのは国宝の御本殿をはじめ、中門、御廊、移殿、幣殿、直会殿ほか10棟に及ぶ重要文化財指定建造物の保存修理と摂社、末社の御修理です。参拝の方はお気づきかもしれませんが、一之鳥居はじめ、多くの建造物が竣工しています。
  • そのほかに何かされますか?
  • 皆さんのご自宅が新築されると家具なども新たにすることが多いでしょう。この式年造替の竣功の折には御本殿内外の調度やお祭りに用いられる器具類も一新されます。 たとえば御本殿正面に掲げられる御簾(おみす…いわばブラインドのようなもの)やお供物を載せる机など当代の技術の粋を集めた調度品が調えられます。
  • お祭りはされますか?
  • はい、お祭りは大きく3つのグループに分けられます。まず、大神様が御本殿から仮の御殿である移殿にお還りいただく仮殿遷座祭(下遷宮ともいいます・今次は平成27年3月27日執行とそれに付随したお祭り、そしてその後、お留守のときに御本殿のご修繕がなされますが、その起工や竣功に伴うお祭り、そして再び御本殿にお還りいただく本殿遷座祭(正遷宮・今次は平成28年11月6日執行が行れます。このお祭りはたいへん盛大なもので、種々の奉祝行事も数日にわたって行われますが、それぞれの日程は現在のところ未定ですので、詳細は後日お知らせします。
  • 費用はどのように賄いますか?
  • 国宝や重要文化財の社殿の修理費用は国県市の補助を受けますが、調度品の調達・摂末社のご修繕・奉祝行事などは、その対象ではなく、神社で賄わなければなりません。その費用はたいへん大きく、全国の方々に広く浄財をお寄せいただくようお願いしています。
  • 寄進をするにはどのようにしたらよいのでしょうか?
  • こちらをご覧ください。

    また、詳細を記したパンフレットもお送りいたします。
    TEL(0742-22-7788)・FAX(0742-27-2114)でお問い合わせください。

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